夏の高校野球福島県大会の決勝戦が25日に行われ、聖光学院は学法石川との延長戦を劇的サヨナラで勝利し、2年連続18回目の甲子園出場を決めました。
福島市の県営あづま球場で行われた決勝戦。第一シード聖光と第二シード学法石川の試合は、打ち合いとなりました。
学法石川3点リードで迎えた6回ウラ。聖光学院はノーアウト満塁のチャンスで打席にはキャプテンの高中。センターオーバーの強烈な打撃!高中のタイムリースリーベースで聖光が3点を加え同点に追いつきます。
この回さらに1点を加え、勝ち越した聖光でしたが、8回学法石川も反撃を見せます。この回先頭バッターの3番内田!レフト方向へのソロホームラン!試合を振り出しに戻します。
その後、試合は6対6の同点のまま、延長10回タイブレークにもつれ込みます。
延長10回表、学法石川は1アウト満塁のチャンスに5番松山がフォアボールの押し出しで勝ち越し。さらに7番根本、8番桜井が連続ヒットでこの回一挙4得点を挙げます。
しかし、聖光ナインはあきらめていませんでした。10回ウラ3点を加え、なおもノーアウト満塁の場面で四番三好!レフトへのタイムリーで同点に追いつくと、1打サヨナラの場面で6番片山!ライトへのサヨナラ犠牲フライ!試合は11対10で聖光学院が激闘を制し、2年連続18回目の甲子園出場を決めました。
一方、24年ぶりの甲子園を目指した学法石川は聖光相手に堂々と渡り合いましたが、あと一歩及びませんでした。
学法石川・本郷翔大主将「本当にすぐそこまでに甲子園があったので本当に悔しい。気持ちの部分で負けたのかなと思います」
聖光学院・高中一樹主将「今は素直に負けなくて良かったと思う。ここからが本当の勝負だと思うので、チームとして掲げてきた日本一を掴むためにもう一回足もとを見つめなおして成長していきたい」
夏の甲子園大会は、8月3日に組み合わせ抽選会が行われ、6日に開幕します。