アメリカで開催されているバレーボールネーションズリーグ、女子予選ラウンド。代表初招集で2戦連続でスタメンに名を連ねている小川愛里奈(24)が現地3日(日本時間4日)に24歳の誕生日を迎えチームメイトにサプライズで祝福された。


誕生日ケーキと小川愛里奈選手

小川は開幕戦となった韓国戦(2日)で代表デビューを果たすと、2戦目のドイツ戦(3日)ではエース古賀紗理那(26)に次ぐ、チーム2番目の13得点をマーク。持ち味のブロード(移動)攻撃などで逆転勝利に貢献した。試合後「厳しい展開になることが多かったんですけど、しっかり勝ち切れたのは自分たちの自信にもなったので勝ったことは良かったと思います」と振り返った。代表デビュー2戦で眞鍋ジャパンの攻撃を支える一角となっている。

ドイツ戦後にインタビューに答える小川選手

昨年の東京五輪では同じチームの東レアローズに所属する石川真佑(22)や黒後愛(23)の活躍に刺激を受け「自分もここでバレーがしてみたい」と日本代表への思いが芽生えた。代表に初選出された家族に報告すると「まだ、スタートラインに立ったばかりだから愛里奈らしく頑張れ」とエールを送られた。 

ドイツ戦後の夕食の時に24歳の誕生日を迎えた小川をチームメイトがサプライズで祝福。小川は「24歳もいろんなことに挑戦してしっかり自分自身と向き合って頑張っていきたい」と抱負を語った。


ドイツ戦後の女子日本代表

次戦、日本時間5日のドミニカ共和国戦について「(ドイツ戦は)攻撃としては個人では良かったんですけど、ブロックが出されることが多かったのでそこは修正してドミニカ戦に臨みたい。チームとしてはサーブから攻めて、出だしから勢いをもって、また自分たちのバレーをしていきたい」と意気込んだ。

■小川愛里奈(おがわ・えりな)ミドルブロッカー
1998年6月3日生まれ、24歳。身長178cm/最高到達点300cm。岡山県岡山市出身、就実高卒業。東レアローズ所属。 姉・杏奈は昨季までVリーグ、JTマーヴェラスでプレー。