先月、宮崎県日向市で海に転落した女性を、船に乗せて搬送した男性に日向海上保安署から感謝状が贈られました。

感謝状が贈られたのは、元日向市消防署長の黒田久雄さん(73歳)です。

黒田さんは、先月、日向市細島の磯場で釣りをしていた熊本県の30代の女性が海に転落し沖に流された際、自身が所有する漁船で現場に駆け付けました。

そこで消防の救助隊が水中で確保した女性を、船に収容して港まで運び、救急隊に引き継いだということです。

女性は病院に運ばれましたが、命に別状はありませんでした。

(黒田久雄さん)
「一刻一秒を争うので、消防隊もこういう水難救助というのは大変なんですよ。ですから、もうみんなと一緒に早く助けようという気持ちで行きました。とにかく要救助者が助かったというのが一番いいですよね」

日向海上保安署では、釣りをする際も救命胴衣の着用を呼びかけています。