静岡県熱海市の土石流災害をめぐり、市の復興計画に当事者の意見が反映されていないなどとして、被災者が市長との直接の対話を要望していたことを受け、熱海市の斉藤栄市長が7月24日、被災者の自宅を訪ね、個別の面談を行いました。
<金原一隆記者>
「土石流災害から2年。熱海市長が被災者と個別に直接対話する、面談に向かいます」
斉藤市長が訪ねたのは、最後の行方不明者で2023年2月に死亡が確認された太田和子さんの長男、朋晃さんの避難先です。
<熱海市 斉藤栄市長>
「できれば率直に、要望の答えだけでなく、色々な思いやお考え、私へのご意見を率直に聞かせて頂きたい」
<太田朋晃さん>
「そうですね。せっかくの機会なので」
被災地の宅地復旧に対する補助金制度などをめぐっては、熱海市の方針が二転三転したうえに、被災者への説明も不十分だったとして住民説明会が紛糾するといった事態になりました。
<太田朋晃さん>
「なんでこうやって渡すかわかりますか、どこにお伺いに行っても聞いてもらえないからこの場で市長に渡すんですよ」
太田さんが市長に手渡した要望書は、市の復興計画に自分たちの意見が反映されていないと感じている被災者の声をまとめたものでした。
<熱海市 斉藤栄市長>
「焼香させていただいていいですか」
<太田朋晃さん>
「どういう気持ちで、手をあわせて頂けるのでしょうか?」
<熱海市 斉藤栄市長>
「人の命も、ふるさともこういった状況になったことを私ども、大変申し訳なく思っています。ご冥福を心からお祈りしたい」
斉藤市長は28人目の土石流の犠牲者となった太田和子さんの仏壇におよそ20秒間、手を合わせました。
また、太田さんは斉藤市長に宛てて改めて要望書を手渡し、復旧復興計画について白紙に戻すことも視野に入れた見直しなどを要望しました。
斉藤熱海市長は今後、面談を希望する被災者を個別訪問していく考えです。
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