台湾で、空襲などを想定した大規模な避難訓練が始まりました。中国の軍事的圧力が強まる中、去年より対象地域を拡大しています。
台北市内の市場。警報音が鳴り響く中、明かりが消され、従業員らが避難します。空襲などに備えた避難訓練です。
外の様子も一変します。
記者
「許可をもらって撮影していますが、避難訓練が始まったため、この大通り、普段は車の通りが多いのですが、いま一台も走ってない状態です」
年に1度のこの訓練は、きょうから4日間、台湾のすべての地域で行われます。
市民は屋内や地下などの安全な場所へ避難する必要があり、指示に従わない場合、最高およそ67万円の罰金となります。
避難訓練に参加した市民
「もしも戦争が起こったとき、避難が速やかに出来ます。(中国側は)何十年も『攻める』と言っていますが、大いに可能性はありますね」
台湾ではきょうから毎年恒例の大規模軍事演習も始まり、避難訓練もこれに合わせたものです。
国防部によると、今年は対象地域を拡大。中国が軍事的圧力を強める中、市民の防衛意識の強化を図る狙いがあるとみられます。
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