夏の甲子園を目指す高校野球、香川大会はいよいよ準決勝。決勝進出をかけてベスト4に残った4チームが熱戦を繰り広げました。

準決勝第1試合は、38年ぶりの甲子園を目指す志度と優勝候補、高松商業を破った寒川の戦い。

4回表志度が先手を取ります。ランナー2塁3塁のチャンスに3番大川がライトの頭上を越える走者一掃のタイムリー2ベース。さらに、後続も続きこの回打者8人で一挙5点をあげる猛攻で大きくリードします。投げては新鞍監督のもと、親子鷹で甲子園を目指すエース新鞍が7回までに12の三振を奪う好投を見せ勝利に近づきます。

このままでは終われない寒川。9回ウラ1点を返しさらに2アウトながらランナー2塁3塁で1番松井。2点目を奪い意地を見せます。しかし、反撃もここまで。結局5対2で38年ぶりの甲子園を目指す志度が決勝進出を決めました。

(志度 新鞍護投手)「父と一緒に甲子園に行くことが一番の目標であったのでそのチャンスを自分たちは得られたので、そこは最後獲れるようにがんばりたい」

春夏連続の甲子園出場を目指す英明と四国学院大香川西との対戦となった準決勝第2試合。1点を追う香川西は、4回裏、ノーアウトで出たランナーを送りバントなどで3塁に進めます。6番西川の内野ゴロの間に3塁ランナーがホームイン同点に追いつきます。試合は9回で決着がつかず延長タイブレークに、10回表ランナー1・3塁として2番平見。内野ゴロの間に3塁ランナーがホームイン。英明が4対3と香川西を突き放し決勝進出を決めました。

(英明 中浦浩志朗主将)「あと1勝が難しいのは自分たちが一番わかってるんで、まずなんとか次の試合全力で1勝したいなと思います」

夏の甲子園出場をかけた志度と英明の決勝は、26日に高松市のレクザムスタジアムで行われます。