富山県の夏の高校野球もいよいよ大詰め。24日、猛暑の中の熱戦が繰り広げられベスト4が出そろいました。

高岡向陵と高朋の準々決勝。優勝候補を倒してきた番狂わせ同士の一戦です。2回裏、高朋はツーアウト2塁の場面で7番、大津選手。ライト前へのタイムリーで先制します。

その後、両者譲らぬ1対0で迎えた6回。高朋は1死2・3塁のピンチを迎えると。ワイルドピッチで試合は振り出しに。しかし、高朋はその裏に立て続けにランナーを出し、5番・三浦選手がきっちりと犠牲フライをあげ2対1と再びリード。

追いかける高岡向陵は8回にツーアウト1・2塁のチャンスをつくるもこの回から登板した高朋のエース・三木投手に抑えられホームベースを踏めません。

その裏には高朋の6番・田中選手がレフトオーバーのタイムリースリーベースでダメ押しの追加点。高朋がベスト4進出です。

8回から登板の高朋・三木投手:「めちゃくちゃうれしいです。勝っていたんで投げるときには、それでそのまま自分がゼロに抑えて逃げ切ろうという気持ちで投げました」

高朋・森本主将:「ひとまず自分たちのひとつの目標としているアルペン球場に行けることにすごくうれしく思いますし、ほっとしています。準決勝は、相手どこでも関係なしに1戦1戦を全力で戦い抜けたらなと思います」

24日の他の試合結果です。春の王者・富山商業は不二越工業を6対0で破っています。

石動対高岡第一は高岡第一が5回コールドで、富山北部対新川は6対2で富山北部が勝利しベスト4進出です。準決勝は今週木曜日27日に富山市のアルペンスタジアムで行われます。