23日、北アルプス剱岳の熊の岩から下山していた東京都の男性が転倒し左足の骨を折る大けがをし、救急搬送されました。

救急搬送されたのは東京都の会社員・二瓶健太郎さん(64)です。警察によりますと二瓶さんは、23日午前7時15分ごろ北アルプス剱岳の熊の岩から下山中、標高2790メートル付近の長次郎谷のガレ場で転倒しました。

二瓶さんは、自力で歩けなくなったため同行していた40代男性が山岳警備隊員に救助を要請。県警ヘリコプターで、富山赤十字病院に運ばれましたが左足のふとももの骨を折る重傷を負いました。

警察によりますと、二瓶さんは22日、長野県の扇沢から入山、立山・室堂を経由し剱岳の熊の岩まで登山をしていました。

警察によりますと、ガレ場には雪が残っていて、二瓶さんは靴底に装着する滑り止めのアイゼンを、岩場にひっかけたとみられるということです。