スペインの総選挙が23日に始まりました。事前の世論調査では中道右派の野党「国民党」が優勢ですが、政権を取るため極右政党と連立を組むかどうかが焦点となっています。

総選挙は、サンチェス首相が率いる与党・社会労働党が5月の地方選挙で大敗したことを受け、首相が国民の信を問うとして、前倒しして実施を決めたものです。

現地メディアが伝える最新の世論調査では、中道右派の野党・国民党が第一党となる勢いですが、単独では政権を取ることができず、反移民を掲げる極右政党「VOX」と連立を組む可能性が指摘されています。

極右政党が政権入りすることになれば、1970年代にフランコ独裁体制が終わって以来、初めてだということです。

投票は日本時間の24日午前3時に締め切られ、即日開票されます。