ユネスコの無形文化遺産に登録された大分県国東市の「吉弘楽」が23日、4年ぶりに通常開催され、伝統の舞が奉納されました。

大分県国東市におよそ700年前から伝わる「吉弘楽」は、五穀豊穣を祈願して奉納される太鼓踊りで、ユネスコの無形文化遺産に登録されています。

23日は、登録後初めての奉納が武蔵町の楽庭八幡社で行われました。

4年ぶりの通常開催とあって、太鼓や鐘を持った男たちが力強い舞を披露すると、観客から大きな拍手が送られました。

(観客)「思ったより優雅な感じで素晴らしい」「歴史の凄みとみなさんの思いの熱さを感じる」

吉弘楽は過疎化による担い手不足が課題で、保存会は「学校などと協力しながら伝承していきたい」と話しています。