宮崎を代表する観光地、高千穂峡で行われるある大会についてです。
ハイダイビングという競技の世界選手権が、来月、高千穂峡で開催されるのを前に、デモンストレーションが行われました。

自然が作り出した神秘的な景色が広がる高千穂峡。
橋の上から下を眺めているのは、ハイダイビングの選手たちです。

ハイダイビングとは、高跳び込みの2倍以上、最高27メートルの高さから水に飛び込み、美しさを競う競技。

来月、高千穂峡で世界選手権が開かれるのを前に、19日はトップ選手らによるデモンストレーションが行われました。

ダイブを披露した女子6連覇のリアナン・イフランド選手は、「自然の驚異を感じる。大会のために戻ってくるのが待ちきれない」と高千穂峡の自然を絶賛しました。

そして、こちらは、この競技、唯一の日本人、荒田恭兵選手。高さおよそ23メートルの御橋からもダイブしました。

(荒田恭兵選手)
「ぐっと集中する部分と、その景色を楽しみながらやる部分を楽しめるようなこのロケーションなのかなってのはすごく感じました」

荒田選手は、日本人としてこの大会に初参戦します。

(荒田恭兵選手)
「いつかこの舞台で戦ってみたいというふうに思っていた試合ですので、ようやく夢の舞台に立てたということはすごく感慨深い」

ハイダイビングの世界選手権、「レッドブル・クリフダイビング」のツアー第4戦は、高千穂峡で来月2日と3日に行われ、男女24人が出場予定です。

大会は、無観客となっていますが、試合の模様は、特設サイトで配信されるということです。