国策により、戦時下に満州へ移住した人たちの暮らしなどを紹介する企画展が、宮城県石巻市で開かれています。

企画展、「戦争と庶民」は、石巻市北村の元女川高校校長、佐々木慶一郎さん(76)が、満州に移住した日本人の生活などを紹介するおよそ200点を、自宅に展示しています。

こちらは、昭和16年、1941年に拓務省が発行した「満州開拓民入植図」です。県内の移住者が住んでいたという「鹿島台」の地名も記されています。

満州には、1932年から1945年にかけて、県内からの1万人を含むおよそ27万人が農業移民として海を渡りました。広大な土地を耕し、現地には日本の学校もありましたが、ソ連の侵攻などで多くの人が命を落としました。

佐々木慶一郎さん:
「自分は関係ないということにはならない。国民1人ひとりがすべて戦争に関わってしまう。戦争はしてはいけないし、この平和だけはどんなことがあっても守っていかなければならない」

会場には、庶民が使った生活道具や子どもたちの遊び道具なども展示されています。「戦争と庶民」は8月6日まで開かれています。