気象庁は20日、気象庁は中国地方(山口県を除く)、近畿地方、東海地方が梅雨明けしたと見られると発表しました。
中国地方では平年より1日遅く、去年より6日早い梅雨明け。近畿地方・東海地方は去年より3日早く、平年より1日遅い梅雨明けとなります。

中国地方では、高気圧に覆われて概ね晴れています。向こう一週間は、湿った空気などの影響で雲の広がる日もありますが、高気圧に覆われて概ね晴れる見込みです。

ただ、このタイミングでの梅雨明け発表に、気象予報士は「意外だった」と話します。

石川博康 気象予報士
「きょうの梅雨明けはちょっと意外なタイミングでした。というのも、通常なら太平洋高気圧が梅雨前線を日本海側に押し出す形で梅雨明けとなるんです。ところが、きょうの天気図を見ると太平洋高気圧の張り出しが弱く、梅雨前線は九州付近にあるんです。珍しいパターンの梅雨明け発表といえそうです」