中国の習近平国家主席は、二酸化炭素の排出量の削減目標について「達成の道筋やペースは決して他人に左右されない」と強調しました。

中国政府は、2030年までに二酸化炭素の排出量を減少に転じさせ、60年までには「実質ゼロ」にする目標を掲げています。

習近平国家主席は18日までに「目標は揺るぎないが、達成するまでの道筋やペースはわれわれ自身が主導し、決して他人に左右されない」と強調しました。

発言は、アメリカで気候変動問題を担当するケリー大統領特使が訪中している最中に伝えられましたが、ケリー氏は「我々は指図するようなことはしていない。我々は科学に従うだけで、政治や主義主張は存在しない」と話しました。