日本マクドナルドは、きょうから「都心」の店舗で値上げしました。「都心」「準都心」「通常」でビッグマックなどの値段が違ってくることになります。
記者
「きょうから“こちらのマクドナルド”では、ビッグマックが450円から500円に値上げされました。ところが…」
現在地の横浜駅西口から駅の反対側に行ってみると…
記者
「駅の東口にあるマクドナルドでは、同じビッグマックなのに値上げされていません」
マクドナルドはこれまで、空港や遊園地、サービスエリアといった特殊な立地の店舗では、通常より高い値段の「都心型価格」を導入してきました。今回その「都心型価格」の適用を東京、名古屋、大阪の185店舗で拡大したのです。その結果、同じ地域でも値段の異なる店が混在することに。
例えばビッグマックは通常店が450円、準都心店が470円、都心店が500円となります。ちなみに、外から見ただけでは区別はつきません。
記者
「高いビッグマック食べることになりますよ」
「そうなの?それは聞きたくなかったな」
「できるだけ安い店舗に入りたいです」
一方、今回の値上げに複雑な気持ちを抱いている地域があります。近隣の大阪と京都は「都心店」があるのに対し、神戸は「準都心店」だけ。都心扱いされなかった神戸市民は…
「神戸は大きい街でしょ。なんで(都心店が)ないんですかね」
一方、値上げ幅が小さいことについては。
「ラッキー、ラッキーね」
日本マクドナルドは、都市の規模ではなく「賃料・人件費等の負担が特に大きい店舗」で価格を見直したとしています。
この背景について専門家は…
ニッセイ基礎研究所生活研究部 久我尚子上席研究員
「(人件費や原材料の)コストの増加分をサービス価格などに転嫁する動きが広がっている。その中で、比較的値上げを受け入れてもらえる消費者がいるマーケットはどこかというところで、都市から始まったということだと思います」
原材料の高騰や人手不足の中、客離れを防ぎつついかに収益をあげていくか、企業の模索が続きます。
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