生徒へのセクハラによる免職など相次ぐ教職員の不祥事を受け、宮城県内の県立高校の校長による臨時の学校長会議が開かれ、県教育委員会が改めて服務規律の徹底を訴えました。

佐藤靖彦県教育長:
「教職員の非違行為が今なお後を絶たないという現在の状況は、非常に深刻な事態」

臨時で行われた18日の校長会には、県内の県立高校の校長およそ90人が参加しました。

校長会は去年10月から12月上旬までに勤務する高校の女子生徒に対し校内で体を抱きしめる行為を複数回行った40歳の男性教諭など、5人の教職員が7月14日付で免職や停職などの懲戒処分となったことを受けて行われました。

佐藤靖彦教育長は、学校教育の信頼回復に向け服務規律の徹底を呼びかけました。

仙台二高・高橋賢校長:
「うちの学校としてもすぐに職員会議等を開いて啓発資料を提示して、職員1人ひとりに再発防止を訴えたい」

県教委では、再発防止に向けたマニュアルを新たに作成していて、各学校で研修を行うよう求めています。