バレーボールネーションズリーグがアメリカ・ルイジアナ州ボージャーシティで開幕。女子日本代表は現地1日、東京五輪4位の韓国にセットカウント3-0で勝利、この試合でセッター・松井珠己(24)が代表デビューを果たした。

「頭が真っ白っていうか、いい意味で真っ白になってた部分があって」と緊張のデビュー戦となったが、速いテンポのトスとツーアタックの強気なプレーで持ち味を発揮した。
第2セット、終盤で韓国に3連続得点を許したところで、松井がすかさずツーアタック。「考えながらできたので、クイックもうまく使いながら組み立てとしては自分の中で悪くはなかったかな」。流れを引き戻し、勝利に貢献した。


2020年に初めて日本代表に呼ばれた際は1か月程代表活動に参加。当時は「ここにいていいのか」と自信がなかったという。今大会前には「最後、終わった時に珠己じゃなきゃダメだって思ってもらえるようにチームの選手みんなからも思ってもらいたい。自信をもって帰ってこれるようにしたい」と抱負を語っていた。

日本時間3日に行われるドイツ戦については「明日はまた違う相手なので頭を切り替えて頑張って行きたいと思います」と話した。


■松井珠己(まつい・たまき)セッター
1998年1月10日生まれ、24歳。身長170cm/最高到達点285cm。千葉県松戸市出身、富山第一高/日本女子体育大。デンソーエアリービーズ所属