「特別な夏に…」今年の夏の高校野球福島県大会を最後に退任する東日本国際大昌平の伊藤博康監督に勝利を届けようと、ナインがシード校相手に最後まで粘り強く戦い抜きました。

東日本国際大昌平・伊藤博康監督「(監督に就任して)この7年間は人生のなかでも一番充実した7年間だった」

元プロ野球選手で東日本国際大昌平の伊藤博康監督は、今大会を最後に退任することが決まっていて、ナインは監督に1試合でも多く勝利を届けようとき16日、第2シードの強豪・学法石川に挑みました。

東日本国際大昌平・塚本臨太郎主将「どういう人間が野球がうまくなるのかというのを特に言われてて人間的な部分をよく指導してくれた」

試合は2対2の同点で迎えた6回ウラ、学法石川が満塁のチャンスをつくり、代打・佐藤辿柊!
満塁ホームランで一挙4点を勝ち越し、昌平は、いっきにピンチに立たされます。

それでもあきらめない昌平は、8回オモテ、ノーアウト満塁のチャンスから、2本の犠牲フライなどで、1点差まで追い上げます。

しかし、あと1歩及ばず、学法石川が6対5で接戦を制し昌平の夏が終わりました。

東日本国際大昌平・塚本臨太郎主将「(後輩たちに)来年は頼むぞと伝えました(3年間)思いっきり野球に打ち込めて良かった」

そして、この試合が最後となった伊藤監督は…

東日本国際大昌平・伊藤博康監督「今は子どもを勝たせてあげられなかった申し訳ない気持ちだけです。この7年間ですよね。子どもたちと一緒に野球に打ち込んで子どもたちに成長させてもらってもう一回野球を好きになって本当に野球を教えられたかなと思っています。」

伊藤監督はこれからも選手たちの成長を願い続けます。