■第25回アジア陸上競技選手権大会 最終日(日本時間16日、タイ・バンコク)

男子200m決勝に日本選手権優勝の鵜澤飛羽(20、筑波大)と昨年の世界陸上代表の上山紘輝(24、住友電工)が出場。鵜澤が自己ベスト、日本歴代8位となる20秒23(‐0.4)の大会記録で優勝、日本勢として2007年の藤光謙司以来となる16年ぶりの金メダルを獲得した。

準決勝を全体トップのタイムで通過した鵜澤は4レーン。選手紹介では日本のアニメ「ドラゴンボール」のかめはめ波ポーズを見せ、緊張感を和らげた。スタートではやや遅れたが、コーナーで粘りの走り、先頭に離されずについていった。コーナーを抜けると最後の直線で伸びのある走りを見せてゴール。20秒23で自己ベストを更新、日本歴代8位の記録をマークし大会記録も塗り替えた。

かめはめ波ポーズは昨年の世界陸上オレゴン、男子200m決勝でアメリカのノア・ライルズ(25)が金メダルを獲得した際に行ったポーズ。