ASEAN=東南アジア諸国連合はタイの外相が12日の会議で、ミャンマー軍のクーデターによって拘束された民主化の指導者、アウン・サン・スー・チー氏との面会を報告したことについて、「いくつかの加盟国が前向きな進展とみている」との共同声明を発表しました。

タイのドーン外相は、インドネシアで開かれたASEAN外相会議で、刑務所に収監されているスー・チー氏とミャンマーで面会したことを明かしました。面会は軍政側の承認を得て行われ、ドーン外相は、「スー・チー氏は心身ともに健康だった」としたうえで、「軍政側との対話について、前提条件なしの協議を支持した」と強調しました。

ミャンマー問題をめぐるASEANの和平計画に進展が見られない中でのタイの独自の動きについてASEANは13日、「いくつかの加盟国が前向きな進展とみている」との共同声明を出しました。

ただ、現地メディアによると、一部の加盟国が「ASEANの協調を乱すものだ」などと不快感を示したとみられ、共同声明では「団結を再確認し、いかなる努⼒も連携して対応すべきだ」と付け加えました。

ドーン外相は13日、会場で報道陣の取材に応じ、「離れた国には分からないだろうが、ミャンマーと国境を接する国々は犯罪の増加など影響を受けていて、一刻も早く打開策を見つけたかった」と説明。「外相のポストを9年間務めていて、加盟国からの信頼は厚い」としています。