林外務大臣は、中国の外交トップの王毅政治局員と会談しました。福島第一原発の処理水放出をめぐり、日本側の立場を改めて説明しましたが、議論は平行線のまま終わっています。
林芳正 外務大臣
「日中関係には様々な可能性がありますが同時に数多くの課題や深刻な懸念に直面しておりまして、非常に重要な局面にある」
中国 王毅政治局員
「中日平和友好条約締結45周年を契機に、歴史を鑑として未来に向かい、ともに新時代の要求に合致する中日関係の構築に取り組んでいくよう望んでいます」
林外務大臣と王毅氏との会談は今年4月以来です。
日本外務省の発表によりますと、会談で林大臣は、中国が激しく反発している福島第一原発の処理水放出について、日本側の立場を改めて科学的根拠に基づいて説明したということです。
中国外務省の発表によりますと、これに対し王毅氏は「汚染水の排出は海洋環境と人命、健康に関わる」と強調。「日本は近隣諸国と十分な意思疎通を図り、慎重に対処すべきだ」とくぎを刺しました。
また、会談で林大臣は、今年3月に日本人男性が中国当局に拘束された問題について、早期解放を強く申し入れたということです。
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