ドライバーに聞く節約術

ドライバー歴24年の北武志さん。ふだんから「燃費のいい運転」を心がけているといいます。
ゆだ山口営業所 北武志さん
「とにかくアクセルを踏まない。アクセルを踏めば、エンジンの回転数が上がっていくので、それを踏まないように心がけて燃費の向上につなげてます」

発進、加速するときはアクセルをゆっくり踏み込むようにしています。
北さん
「基本的に『急』がつく急ブレーキとか急発進、急加速そういうのはふだんからしないように気をつけています」

一定の速度で走り、むだな追い抜きや追い越しをしないことも意識しています。

また、停止したときにエンジンが自動でとまるアイドリングストップ機能を使い、長時間エンジンをかけっぱなしにしないよう注意しているということです。定期的にタイヤの空気圧を確認することも欠かしません。私たちの燃料費節約にもヒントになりそうです。
運送業界は、今厳しい時代を迎えています。燃料価格の高騰に加え、トラックドライバーの時間外労働の規制強化で人手不足が懸念される、いわゆる「2024年問題」も抱えています。この会社では、人件費や燃料費など負担が増えた部分は、客へ値上げを交渉するしかないのではとみています。今回の燃料価格の高騰は、運送業の未来について考えるタイミングなのではないか。河本社長は、そう考えています。
河本社長
「これからハイブリッドであったりとか、CNG(天然ガス)であったりとか、代替燃料をかえていって。業界として取り組んでますから、少しずつではありましょうけれども、脱炭素に向けてどんどん進んでいくとは思うんですけど、少しまだ時間はかかるでしょうね」
燃料価格の高騰は、私たちの生活に広く影響を与えています。さまざまな業界にとって、また私たち自身にとっても、在り方や生活を見直すきっかけのひとつなのかもしれません。














