6月1日から韓国への観光ビザの申請が再開されました。韓国大使館領事部の前にはビザを求めて徹夜組の行列が出来ていました。それぞれが行列に並ぶ理由とは。一方、韓国では日本からの観光客に期待が高まっています。
■「彼女に会いに」「K-POPアイドルになりたい」観光ビザを求める人々
6月1日午後9時ごろ、東京・港区にできた行列。場所は韓国大使館領事部の前です。並んでいる人は、シートを敷いたり、スマホをいじったり、それぞれ時間をつぶしています。

その目的は・・・6月1日に再開された韓国への観光ビザの申請です。
男子大学生
「観光ビザを取りに来ました。観光なんですけど彼女に会いに」
ーーどれくらい会ってない?
男子大学生
「1年くらいですかね」
女子高校生
「韓国の留学のために。K-POPアイドルになりたくて。このチャンスを無駄にしてはならないなと思って、本気でやらなきゃと思った」

新型コロナの影響で長らく制限されていた韓国への観光旅行。約2年ぶりに行けるようになるということで、多くの人がビザを求めて並んでいました。
しかし、窓口が開いて申請ができるのは翌日です。なぜ前日の夜から並んでいるのでしょうか?
男子大学生
「初日に1回並んで朝8時半に来たが全然取れそうになかったので。今後予約制になるかもしれないと聞いて、今日は早めに行って、確実に取ろうと思って来ました」
「K-POPアイドルの動画を見てモチベーションを上げようかと思ってます」
■突然200人に制限 申請初日の混乱
観光ビザの申請初日となった、6月1日午前9時。大使館領事部の前には、すでに400人の列ができていました。ところが、あまりに多くの人が集まったためか・・・急遽、申請できる人数を▼200人に制限する事態になったのです。

突然の決定に、朝から並んでいた人からは不満の声が聞かれました。
「『今日はそこまでです』って今言われました」
「ひど~い、どうしたらいいんですかね」
「突然打ち切られちゃった。私が取ってる航空券が7月2日で、ビザの必要書類に1か月後の航空券のコピーが必要。となると、明日来ないともう間に合わない」

韓国大使館領事部は、6月2日に申請できる人数を▼150人に制限すると発表しました。ただ、6月1日午後10時半の時点で、すでに行列は▼60人を超えていて、まだまだ混乱が続きそうです。
