各地で豪雨災害が起こっていますが、新潟県内も19年前に豪雨による災害に見舞われました。15人が犠牲となった7.13水害です。13日、被災地では献花台が設けられ犠牲者を悼み、祈りが捧げられました。
三条市の五十嵐川では、堤防が決壊した午後1時14分に合わせて、黙とうが捧げられました。

2004年7月13日に発生した7.13水害で、新潟県内は24時間に400ミリを超える記録的な豪雨に見舞われました。

これにより三条市の五十嵐川や長岡市の刈谷田川など6つの河川が決壊し15人が犠牲に…
また、1万棟を超える建物が被害を受けました。
13日、五十嵐川水害復興記念公園に設置された献花台では、当時被災した住民らが訪れ、祈りを捧げていました。

【当時の被災者】
「一回あの雨を経験していると、ちょっとでも降るとやっぱりトラウマになる。雨の音が大きくなると不安がある」
「ボランティアがたくさん助けに来てくれてありがたいなという思いがずっとあって、それを何がの形で恩返ししなきゃと思っていて、いま実際、自分でも被災地ボランティア団体に所属していて、各被災地にはお手伝い行くように意識が変わった」
【三条市 滝沢亮市長】
「亡くなった人のご冥福をお祈りするとともに、災害に強い町づくりをさらに進めていかなければならないと改めて決意しました」

自然災害は待ってくれません。時間が経つ中で当時の教訓を風化させず、次の世代に受け継いでいかなければなりません。
