6月1日から改正動物愛護法が施行され、ペットショップなどで販売される犬や猫にマイクロチップの装着が義務化されました。飼い主の情報を記録するもので、災害対策などに期待がかかります。
愛くるしい姿の子猫や子犬。静岡市駿河区にあるペットショップでは、およそ20匹を販売しています。すべての犬や猫に飼い主の情報を登録するためのマイクロチップを装着しています。
<わんにゃん通り 藤岡聡美社長>
「体の小さい子にマイクロチップを入れることに少しためらいがあったので、体がしっかりしている子から獣医師に入れてもらって、大丈夫だったので今は全頭に入れています」
「福島にボランティアに行って、被災している犬のお世話をしたことがあるんですね。そのときに本当に飼い主が見つからなくて犬たちもすごく疲れていたので、マイクロチップが入ることで早く飼い主を見つけてあげることができるようにこれからなっていけば一番いい」
ペットショップなどで販売される犬や猫に6月1日から義務化されたマイクロチップの装着。災害時などに迷子になってもマイクロチップがあれば飼い主のもとへ帰ることができます。
静岡市清水区の動物病院です。今回の法改正では、すでに飼われている犬や猫については努力義務となりました。
<杉山獣医科 杉山和寿院長>
「ここに肩甲骨があって、耳との間の背中側でちょっと左に寄せて入れます。いいですか?これでおしまいです。全然おとなしい」
マイクロチップは直径1.4mm、長さ8.2mmほどの円形状で、副作用の報告はほとんどないといいます。
<飼い主>
「どんな災害があって、いなくなってしまうかわからないので、入れておいて心配ないかなと思います。(犬は喋れないですもんね)そうですよね、自分で名前が言えないですもんね」
こちらの動物病院での施術費用は5000円で、環境省へのデータ登録料として別に1000円が必要です。
<杉山獣医科 杉山和寿院長>
「飼い主が自分の犬だという意識を高くもってもらう、途中で飼育を放棄するということが後を絶たないので、抑止する目的でも有用である」
静岡県によりますと、2020年度に県内で引き取り・保護された犬や猫は1451匹。このうち378匹が殺処分されました。法改正では安易な飼育放棄の「抑止力」も期待されています。多くのメリットがある一方で慎重な意見もあります。
<マイクロチップ未装着の飼い主>
「この子を飼った時に入れようかなと思ったけど、息子が痛いからかわいそうだからと入れなかったの。11歳になるからしなくてもいいよって」
Q今後入れる予定は?
「ありませんね。基本的にいつも一緒にいますから、綱をつけて散歩してますから、迷子になる可能性はないと思います」
様々な意見がある中で始まったマイクロチップの装着義務化。目的や安全性などをさらに広めていくことが必要です。
杉山獣医科では2021年の同じ時期と比べると、マイクロチップの施術件数は4倍以上で痛みは普通の注射と同じ程度とされています。
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