インドからやってきた中学・高校生が日本の生徒と異文化交流です。岡山県と友好交流協定を結ぶインドの都市の生徒などが岡山市東区の学校を訪れ、意見交換や食文化の体験などを行いました。


インド西部の都市・プネとムンバイの中高生12人が訪れたのは、岡山学芸館高校・岡山学芸館清秀中学校です。

プネ市は岡山県が2006年に友好交流協定を結んだ都市です。以来、岡山学芸館高校ではホームステイに訪れる生徒の受け入れなどを続けてきました。

新型コロナの影響で4年ぶりの交流となった今年、高校3年生との英語の授業では、世界の水不足や水害についてディスカッションしました。

(岡山学芸館高校3年生)「We had tsunami 10 years ago. In Japan we have big earthquakes and typhoons…(約10年前に津波が起きました。日本では大きな地震や台風があります)」

(インドからの生徒)「(インドでは)沿岸地方で洪水が起き、中央部ではまったく水がないことがある」

日本とインドとの違いにも触れ、生徒たちは大きな刺激を受けたようでした。

(岡山学芸館高校3年生)「顔と顔で "face to face"で見えるのが感情がよくわかるというか。対面で交流するのがいい経験になる」

(インドからの生徒)「岡山の生徒と話して彼らのことを知り、彼らの背景を知ることがいちばん楽しかった」

インドからの生徒は調理実習にも参加し、手巻き寿司作りに初挑戦。日本の食文化を楽しんでいました。

(インドからの生徒)「とてもおいしかったです。自分で具を選べるのがすごい。何を食べているかわかるのがいい」

文化の壁を越えてできた仲間です。岡山学芸館高校は、今後プネ市を訪問する研修も行いたいと話していました。