インドネシアできょうからASEAN=東南アジア諸国連合の関連外相会議が始まり、ウクライナ情勢や中国が軍事拠点化を進める南シナ海の問題などが焦点となります。現地から中継です。

後ろに見えるが会場のホテルです。ここでは、まもなくASEANとロシアによる外相会議が始まります。

ラブロフ外相は会議に先立って現地メディアのインタビューに応じ、ウクライナへの侵攻について、「西側諸国がロシアに戦略的敗北をもたらそうという野望をあきらめるまで続くだろう」と強調しました。

欧米を批判し、ASEANを少しでも味方につけたい狙いがあるとみられますが、アメリカや中国などもASEANとそれぞれ会議を開く予定で、ウクライナ情勢や南シナ海の領有権の問題をめぐり、参加する各国の思惑が交錯しそうです。

また、日本の林外務大臣は午後、ASEANに日本・中国・韓国を加えた外相会議に臨みます。

経済関係や海洋協力の強化を目指す方針ですが、中国や韓国の野党などは、福島第一原発の処理水の放出計画に反発していて、林大臣は対話を通して理解を求めたい考えです。