ウクライナのゼレンスキー大統領は、アメリカのバイデン大統領と会談し、クラスター爆弾の供与に感謝の意を伝えました。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「クラスター爆弾について難しい政治決断をしていただきました」

ゼレンスキー大統領は、NATO=北大西洋条約機構の首脳会議が開かれたリトアニアでバイデン大統領と会談し、アメリカ政府がクラスター爆弾の供与を決定したことに感謝の意を表明。また、“ロシアはクリミアを一方的に併合した2014年以降、クラスター爆弾を使い続けている”と指摘しました。

これに先立ち、G7=主要7か国の首脳は、ゼレンスキー大統領と会談しました。

G7の首脳が発表した共同宣言では、軍事支援を通じてウクライナの長期的な安全保障を確約するとし、▼長距離兵器、戦闘機などの供与のほか▼ウクライナ軍の訓練を進めるなどとしています。

ウクライナ ゼレンスキー大統領
「戦争が終わったら、ウクライナは確実にNATOの加盟国になれるだろう」

NATO首脳会議では、ウクライナのNATO加盟に向けた明確な道筋が示せず、G7による長期的支援の宣言で補った形です。また今回は、ウクライナとNATO加盟国による「NATOウクライナ理事会」の初会合が開かれています。