大分市の水族館「うみたまご」ではこの夏、イルカのショーに新人の女性トレーナーがデビューします。夏休みシーズンに向けて猛特訓に励む彼女に密着しました。

トレーナーのサインにあわせてイルカたちが大ジャンプを披露する「イルカショー」。大分市の水族館、「うみたまご」の人気アトラクションは、毎回大勢の来場者でにぎわいます。ショーの進行役を務めるのは東京都出身の尾本楓さん(22)。1か月前に採用されたばかりの新人トレーナーです。

(尾本楓さん)「新しい環境なので最初は不安や緊張があったんですけど、今はとても楽しく充実してやらせていただいています」

夢をあきらめきれず転職

高校生の頃からイルカのトレーナーに憧れていた尾本さん。専門学校を経て、イルカを飼育していない関東の水族館に就職しましたが、夢をあきらめきれずうみたまごに転職しました。

尾本さんの1日は動物たちのエサやりから始まります。

(尾本楓さん)「バンドウイルカだと体も大きいのでサバをあげたりするんですけど、ハセイルカは口先が小さいのでシシャモを主にあげています」