聞いたことに何でも答えてくれるAI技術、ChatGPTが話題となる中、教育大手のベネッセが発表したのは「答えを教えない」生成AIのサービスです。

ベネッセが新たに発表したのは、小学生の夏休みの自由研究を手伝ってくれるサービス。生成AIの「ChatGPT」が使われています。しかし…

記者
「ありの巣の観察などの提案をしてもらいましたが、実際の生態については答えをもらっていません」

“答えを教えない”仕様となっていて、調べ方など、自由研究がはかどるよう支援する内容となっています。

小学生が生成AIを利用することをめぐっては、考える力が損なわれるなどの懸念から、文科省が「限定的な利用から始めることが適切」と指摘しています。そのため、このサービスでは自由研究以外の質問については答えないようになっているほか、質問の回数を制限するなど、不適切な利用を防ぐ対策がされています。

例えば、「読書感想文を書いて」と質問すると、回答できないという返事が返ってくるということです。

参加した小学生
「トカゲの食物を調べるのは面白いテーマだねって出てきて、それをやろうと思って」
参加した保護者
「(質問回数の制限があることで)ちゃんと考えなきゃいけない制限があるのはすごくいい」

このサービスは保護者向けのサイトで今月25日から利用できるということです。