インドネシアでASEAN=東南アジア諸国連合の関連会議に出席する中国とロシアの外交トップは、議長国を務めるインドネシアの外相と会談しました。欧米との対立が深まる中、東南アジア諸国の取り込みを図る狙いがあるとみられます。
インドネシアで13日から開かれるASEAN関連会議には、日本の林外務大臣やアメリカのブリンケン国務長官のほか、ロシアのラブロフ外相、中国の王毅政治局員らも出席します。
前日の12日には、ラブロフ氏、王毅氏と議長国インドネシアのルトノ外相が会談。
インドネシア外務省によると、ルトノ外相は会談で「より多くの対話と協力が必要で、世界の平和と安定のためにともにできることを議論したい」と呼びかけたということです。
中国やロシアとしては、ウクライナ情勢や台湾問題などをめぐって欧米との対立が深まる中、ASEANの取り込みを図ることで外交的孤立を回避したい狙いもあるとみられます。
また、中国外務省の発表によると、会談で王毅氏は「世界経済の回復が遅く、地政学的な緊張が激しさを増す中、平和と協力を求める流れは止まらない」としたうえで、「中国、ロシア、インドネシアは多国間主義と地域の平和と安定のプロセスを促進するのに役立つ交流を行う」とASEANで存在感を示す考えを強調しました。
会談では食料、エネルギー安全保障についても意見交換したということです。
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