この日も、さい銭箱の引き出しを手早く開けると、リュックサックから取り出した白い袋の中に小銭を拾い集めていく様子がばっちりと記録されていました。

警告文も、犯人には響かなかったようです。

神社はその後、さい銭箱に南京錠をかけ、本殿での被害はなくなりましたが、鍵のかからない末社のさい銭箱の被害は現在も後を絶たないということです。

そして7月10日、事態は思わぬ展開を見せます。

深夜0時すぎ、防犯カメラには「ガシャン」という音が記録され、その後、何も写らなくなってしまいました。何者かによって壊されてしまったのです。カメラ映像には犯人の姿は写っておらず、死角になる場所からカメラを壊したことが分かります。

少なくとも3か月以上も被害が続いている卑劣な連続さい銭泥棒。

神社は警察にも相談していますが、今も犯人は捕まっていません