■第25回アジア陸上競技選手権大会 1日目(日本時間12日、タイ・バンコク)
アジア陸上競技選手権大会が4年ぶりにバンコクで開幕し、男子10000m決勝に田澤廉(22、トヨタ自動車)と今江勇人(25、GMOインターネットグループ)が出場。田澤が29分18秒44で初出場、初優勝となった。
1日目、最終種目となった男子10000m。スタート直後から日本人2人が先頭でレースをけん引した。3000mを過ぎると田澤が前へ。その後ろにカザフスタンの選手が続いた。中盤からは田澤の一人旅に。大会前に「27分台での優勝を目指す」と話していたが左脇腹を押さえ顔を歪めるなど自己ベストからは2分近く遅れる苦しいレースとなった。最後は懸命に腕を振り、人差し指を立てフィニッシュラインを踏んだ。今江は29分34秒28で4位だった。