新潟県の市町村長の会が拉致問題担当大臣を兼任する松野博一官房長官に、日朝首脳会談やすべての拉致被害者の帰国などを要望しました。

総理官邸を訪れた県市町村長の会のメンバー

総理官邸を訪れたのは、県市町村長の会の会長を務める新潟県新発田市の二階堂馨市長ら5人です。拉致問題の早期解決を求めて松野官房長官に対し要望書を手渡しました。

県市町村長の会 二階堂馨 会長(新発田市長)

【県市町村長の会 二階堂馨 会長】
「せめて我々にとっても汗が見えるような動きをして頂けると大変ありがたい」

日朝首脳会談を実現し、横田めぐみさんをはじめとしたすべての拉致被害者を帰国させることや、拉致の疑いのある特定失踪者の調査と拉致の認定など4項目を要望しました。

松野博一 官房長官

【松野博一 官房長官】
「この問題の解決にはトップ同士が直接交渉するしかないということで、常に条件を付けずに金正恩委員長と交渉を進めたい」

松野官房長官は拉致被害者や家族が高齢となっていることから「時間的制約のあるゆるがせにできない人権問題である」として解決に向けて力を尽くす考えを示しました。