新潟県内では11日、この夏初めて「熱中症警戒アラート」が発表され県内18地点で真夏日となりました。一方で12日にかけて大気の状態が不安定になり、警報級の大雨となる恐れがあります。
11日も県内は気温が上がりました。最も暑かったのは糸魚川市で34.0℃と今年最高を観測。このほか、最高気温は上越市高田で33.0℃、長岡市で31.8℃など県内18の観測地点で30℃以上の真夏日となりました。

【街の人は】「歩くだけで汗が噴き出してきて大変です。」

環境省と気象庁はこの夏初めて「熱中症警戒アラート」を発表しました。

各地の消防によりますと午後4時までに県内では7人が熱中症の疑いで病院に運ばれたということです。

一方、県内は12日にかけて大気の状態が非常に不安定になる見込みで、雷を伴って1時間に30ミリの激しい雨が降り、雨雲が予想よりも発達した場合には警報級の大雨となる恐れもあります。

2日夕方までの24時間に降ると予想される雨の量はいずれも多い所で、下越で120ミリ、佐渡で80ミリ、上越・中越で60ミリとなっています。

潟地方気象台は下越では、12日にかけて土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水に警戒が必要としています。

また全域で落雷や竜巻などの激しい突風、ひょうに注意するよう呼び掛けています。