記録的な大雨となった福岡県と佐賀県では、各地で土砂災害が発生し、5人が死亡、2人の安否が分かっていません。

福岡県と佐賀県には、きのう、線状降水帯が発生し、各地で道路が冠水しました。

土砂災害も相次ぎました。福岡県久留米市田主丸町竹野では土石流が発生し、住宅7棟が損壊。10人が救出されましたが、心肺停止の状態で見つかった70代の男性が死亡しました。

近くの住民
「ドドドという大きな音。音の方を見たら水害が発生してて、倒木が流れてびっくりした」

福岡県添田町では70代の夫婦2人が住む住宅1棟が土砂に埋まり、現場で妻の死亡が確認されました。

佐賀県唐津市では住宅2棟に土砂が流れ込み、70代の女性が死亡しました。安否が分かっていない50代と70代の男性の捜索が、きょう午前5時半から再開されます。

このほか、福岡県久留米市では水没した車から出ようとした男性が流され、遺体で見つかったほか、広川町では軽トラックが水没し、70代の男性が死亡しています。