岡山県内など、全国で3つの水域のみで生息が確認されている、天然記念物の「アユモドキ」です。人工繁殖させようとする取り組みを行っている岡山市東区の企業で、生育調査が行われました。


ドジョウ科の淡水魚で絶滅危惧種に指定されている、アユモドキです。キリンビール岡山工場は、環境保全活動の一貫で、2019年から工場の敷地内の池でアユモドキの繁殖活動を行っています。


きょう(10日)は生育調査を行い、水位を下げた池で、アユモドキを網ですくって、卵の有無などを確認しました。

(キリンビール岡山工場 千葉一弘 工場長)「自然と共生していくことが求められている。ここを一つの発信源として、生き物、環境というものを考える機会にしていただけたら」

今後、アユモドキの繁殖が確認された場合、将来的に河川への放流などを検討していくとしています。