大分県北部と西部には線状降水帯が発生して非常に激しい雨が降り続き、気象台は中津市と日田市に特別警報を発表しました。
梅雨前線に向かって暖かく湿った空気の流れ込みが続き、県北部と西部には線状降水帯による非常に激しい雨が降り続いています。気象台は命の危険が迫り直ちに身の安全を確保しなければならない状況として中津市と日田市に警戒レベル5に当たる特別警報を発表し、最大級の警戒をするよう呼びかけています。
県の雨量計では日田市上宮山で1時間に83ミリの猛烈な雨が観測されています。また日田市によりますと、小野川が越水して、小野地区、鈴連、殿町、源栄町の一部で孤立しているということです。

中津市本耶馬渓町の山国川上流では堤防から水があふれ氾濫が発生しています。青の洞門付近で車1台が水没したという通報があり、消防が確認を急いでいます。
降り始めから午前8時までの雨量は、中津市耶馬渓町で354.5ミリ、日田市椿ヶ鼻で327ミリ、玖珠町と宇佐市院内町で295.5ミリなどとなっていて、気象台は引き続き土砂災害や河川の氾濫などに厳重に警戒するよう呼びかけています。
