長野県阿智村の中央道で、高速道路の上を渡る跨道橋(こどうきょう)を撤去する工事が行われています。

撤去工事が始まったのは、中央道の飯田山本インターと園原インターの間の伏谷跨道橋(ふせやこどうきょう)で、9日未明、ネクスコ中日本が現場を公開しました。

地方自治体が管理する跨道橋は各地で老朽化が進み、今後の維持管理や更新費用の
増加が懸念されていて、ネクスコが撤去を支援しています。

1973年に建設された伏谷跨道橋は阿智村が管理するもので、現在は使われず老朽化が進んだことから撤去が決まりました。

工事では550トン級の大型クレーン2台で橋を吊り、ワイヤーで3か所を切断。

1ブロックで66トンを超えるコンクリートがトレーラーに積み込まれました。

撤去工事は3夜間の日程で、飯田山本インターと中津川インターの間は、9日と10日も、夜9時から翌朝7時まで通行止めとなります。