8日、愛媛県新居浜市にある住友化学愛媛工場菊本地区で、塩素ガスの漏えい事故が発生しましたが、けが人や周辺環境への影響はありませんでした。
住友化学愛媛工場によりますと、午後11時過ぎ、同工場菊本地区で、塩素を使い「エポキシ樹脂」などの原料となる「エピクロルヒドリン」という物質を製造しているプラントの検知器が、塩素ガス漏れを知らせたということです。
当時、工場は稼働中で、関係会社の男性社員1人が様子を見に向かう途中、体調不良を訴え病院で診察を受けましたが、異常はなかったということです。
また、工場では、周辺住民に窓を閉め外出しないよう放送で呼びかけるとともに、設備の確認を進めた結果、9日午前5時40分までに塩素ガス漏れは止まったということです。
周辺環境やプラントへの影響もありませんでした。
住友化学愛媛工場では「原因を究明した上、再発防止の徹底を行う」とコメントしています。
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