アメリカ政府がウクライナに供与すると発表した殺傷力の高いクラスター爆弾について、ウクライナの国防相は「領土奪還の目的のためだけに使用する」と強調しました。
レズニコフ国防相は自身のSNSへの投稿で、アメリカによるクラスター爆弾の供与を歓迎したうえで、「国際的に認められた我々の領土を占領から解放する目的で使用する」と述べました。
また、▼「民間人の被害を避けるため、都市部では使用しない」▼「公式的に認められたロシアの領土では使用しない」などとし、限定的な使用にとどめる姿勢を強調しました。
そのうえで、「領土の奪還後は地域に残る地雷の除去を最優先に行う法的な枠組みを確保」し、不発弾による被害のリスクを防ぐとしています。
アメリカによる供与の方針をめぐり、ロシア外務省のザハロワ報道官は8日の声明で「クラスター爆弾は紛争終結後にも爆発する可能性があり、アメリカがロシアとウクライナの子どもを含めた犠牲者への責任を負うことになる」と批判。
また、「アメリカとその衛星国が紛争にこれまで以上に深く関与することを意味する」と指摘する一方で「ロシアの軍事作戦には影響を与えるものではない」としています。
一方、イギリスのスナク首相は8日、「製造や使用を禁止する国際条約にイギリスは加盟している」と述べ、アメリカとの立場の違いを明確にしました。そのうえで、「ロシアの不法な、いわれのない侵略を受けるウクライナを支援する役割を果たし続ける」と強調しています。
スナク首相は10日にロンドンでアメリカのバイデン大統領と会談する予定です。
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