ロシアによる軍事侵攻から500日となった8日、ウクライナのゼレンスキー大統領はロシア側に一時占領された黒海の島で撮影した映像を公開し、領土の奪還を進める姿勢を改めて強調しました。

ゼレンスキー大統領は8日、去年6月にロシア側から奪還した黒海の要衝とされるズメイヌイ島を訪れた映像を公開。この中でゼレンスキー氏は、「この土地は、ウクライナがすべての領土を取り戻すことの偉大な証拠だ」と述べた上で「我々は必ず勝つ」と改めて強調しました。

こうしたなか、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の指揮官の一人は地元メディアのインタビューで、戦闘員が8月初旬まで休暇を取った後、ロシアからベラルーシへ移動すると明らかにしました。

ワグネルの戦闘員をめぐっては、プーチン大統領が反乱収束後の演説で「国防省と契約を結んでロシアに残るか希望者はベラルーシに行くこともできる」と呼びかけていました。