原発処理水の海洋放出に向け、原子力規制委員会は設備に問題はないと合格を出しました。これを受け、政府は放出時期を判断しますが、地元からの反対意見は根強く残っています。
政府が“ことし夏頃”としてきた原発処理水の海洋放出。きょう、その最後のステップが完了しました。原子力規制委員会は東京電力に放出設備の性能を確認する最終検査に合格したことを示す終了証を交付しました。
処理水放出には▽IAEAと▽規制委員会のお墨付きが最後のハードルとなっていましたが、ともに今週揃い、前提条件が整いました。
しかし、依然として地元からは反対の声が上がっています。
宮城県生活協同組合連合会 野崎和夫 専務理事
「処理水は流さないに越したことはない、地域の経済からすれば」
きょう福島や宮城の生協など4団体は、風評被害対策などに課題が残るとして海洋放出とは別の方法で処分するよう求め、およそ25万4000人の署名を東電に提出しました。
一方、都内の鮮魚店では、現地で検査体制を視察し、データで安全を確認した上で4年前から福島産のヒラメやスズキなどを販売しています。
sakana bacca事業部 木下太志 部長
「(処理水放出については)私たちで何か判断できるというものではないと思う」
放出されても安全が確認できた福島産の販売は続ける考えです。
sakana bacca事業部 木下太志 部長
「(福島の漁業に)私たちとして何かできるのであればと思っているので、今後も継続して福島の魚は販売していく」
来店客は…
「別に問題ない、どこでもいいです」
「ちょっと心配だなとは思っています。でも我々は年だから夫婦2人であんまり気にしない」
政府は今後、具体的な放出時期を判断しますが、地元から納得が得られるのか丁寧な説明が求められています。
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