先月、「琉球」との交流の歴史に言及した中国の習近平国家主席。今週の沖縄県知事の中国訪問を意識したのではとの指摘もありますが、狙いはどこにあるのでしょうか。
記者
「沖縄県の玉城知事が、中国・福建省に到着しました」
きのう、中国南東部の福建省・福州市を訪れた沖縄県の玉城知事。沖縄県と福建省は友好関係を結んでいて、知事は「琉球王国」の時代に中国への使いが滞在した「琉球館」を訪れました。
今回の玉城知事の中国訪問を前に注目されたのが、習近平国家主席のこの発言。
習近平国家主席(人民日報より)
「私は福州で勤務した時、福州に琉球館・琉球人の墓があり、琉球と深い付き合いがあることを知った」
中国共産党の機関紙「人民日報」によると、習主席は先月、資料館を視察。沖縄県の尖閣諸島は「中国に属する」との文書の説明を受けた際、かつての「琉球」との交流の歴史に言及したのです。
この発言について専門家は。
林泉忠琉球大学元准教授
「玉城知事の訪中を強く意識したのではないか。沖縄を取り込むというか良い関係をつくっておいて、ある意味では日本を牽制する思惑があるのでは」
そして、日本が台湾問題に深く関わった場合には「沖縄の領有権を認めない」と主張する可能性もあると指摘しました。
習主席の発言について、玉城知事の受け止めは。
沖縄県 玉城デニー知事
「これまでの長い交流の考えから出た言葉であり、そしてさらに、これからの交流にもおそらく期待を込めてお話をされたのではないか」
知事は尖閣諸島について、「日本政府の方針を踏襲する」立場だと強調しています。
一方、台湾との関係を重視する国会議員からは“訪中が中国側に利用されているのではないか”との懸念も。
日華議員懇談会会長 古屋圭司衆院議員
「いろいろと中国側も思惑があって(玉城知事らを)ご招待申し上げたと思いますが、私たちは冷静に動きは見ております」
台湾をめぐる緊張が続くなか、アメリカとともに日本も関与を強めた時に、中国は“揺さぶり”のため、沖縄を「カード」にするのでしょうか。
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