7月10日にかけて予想される長時間の大雨。これまでの雨で地盤が緩んでいる大分県西部などでは土砂災害に厳重な警戒が必要です。
(大分地方気象台・飼野達也観測予報管理官)「同じところで断続的に降り続ける場合はどんどん積算雨量がかさんでいきますので、そういったときが一番最悪なパターンになる」
大分地方気象台は会見を開き、7月10日にかけて予想される大雨について説明しました。10日にかけて対馬海峡付近に停滞する見込みの梅雨前線。県内は2017年の九州北部豪雨のように同じ場所で雨が長く降りやすい典型的な気圧配置となります。
8日午後6時までに予想される24時間雨量は県西部で200ミリ、北部で180ミリ、中部で150ミリ南部で80ミリとなっていて、その後も増える見込みです。
また、南部を除く多くの地域では6月29日から7月9日までの総雨量が7月の1か月間で降る平年値を上回っています。大分地方気象台は「すでに地盤が緩んでいる」として、土砂災害に厳重な警戒を呼びかけています。