世界的芸術家「アルフォンス・ミュシャ」の作品を集めた特別展が宮崎県都城市で開かれるのを前に、地元の高校生が展示会をPRするフラッグのデザイン案を制作しました。

都城市立美術館では、今年10月に開催する「アルフォンス・ミュシャ展」を前に、都城工業高校と協力してPRフラッグのデザインを制作するプロジェクトを実施しています。

プロジェクトにはインテリア科の2年生と3年生およそ80人が参加していて、7日は完成した作品の講評会が行われました。

ミュシャの作品は、しなやかな曲線と美しい色彩が特徴で、生徒たちのデザインの中には、ミュシャを模した繊細なタッチで都城市のシンボル、アヤメを描いたものなどがあります。

(都城工業高校・2年 米満音彩さん)
「線の太さが、ミュシャは細かいところや太いところがあるので、それを表現するのがすごく難しかった」

(都城工業高校・3年 田川笑有さん)
「美術館の展示のデザインは初めてだったので、すごくどんなふうにするんだろうと思ったんですけど、授業を通していく中でミュシャという画家を知っていって、すごくいい機会だったなと思います」

生徒たちが制作したデザインのうち1つが選ばれてPRフラッグが制作され、中心市街地に掲げられることになっています。