7月8日に開幕する夏の高校野球大分大会を前に注目校を紹介。第3回は春夏連続の甲子園を目指す大分商業です。
県内最多、これまでに夏15回の甲子園出場を誇る第1シードの大分商業。去年秋の九州大会では神村学園(鹿児島)、東福岡を破ってベスト4の結果を残し、3年ぶりのセンバツ出場を果たしました。
(大道蓮主将)
「センバツで作新学院という全国の強豪と戦うことができて、全てにおいて自分たちとレベルが違ったので、どれだけそのレベルに近づけるかという練習をしてきました」
(児玉迅)
「甲子園は360度どこを見ても観客に見守られていて不思議な感じでした。それを思い出すというよりは、大分商業のグラウンドでの練習を一番大切にして、その先に甲子園があるんだといつも意識しています」
初戦敗退に終わったセンバツの悔しさを胸に、チームは「甲子園で勝てる野球」を合言葉に練習に取り組んできました。
(大道蓮主将)
「秋の九州大会の時点では甲子園出場が目標だったんですけど、センバツを経てその目標では甲子園にもたどり着けないし絶対に勝てないという話をして、甲子園で勝てる野球を全員でつくろうという話をしています」
投手陣の中心は甲子園のマウンドを経験した2枚看板。最速136キロの直球とチェンジアップで緩急をつけた投球が持ち味の児玉迅と、スライダーを決め球に打たせて取るタイプの飯田凛琥が試合を作ります。
(児玉迅)
「自分のピッチングの強みはしっかり緩急を使ってコントロール良く打ち取ること。先は見ずにしっかり一戦を大事にして、バックを信じて打ち取るピッチングができたらと思います」

この2人に加えサウスポー松木翔和も春から調子を上げてきていて、投手陣は層が厚くなりました。