本格的な海のレジャーシーズンを前に7日、新潟海上保安部と新潟市消防局が合同で潜水訓練を行い、連携などを確認しました。

新潟市北区の南浜漁港で行われた合同潜水訓練には、第9管区海上保安本部の機動救難隊と新潟市消防局の特別高度救助隊合わせて25人が参加しました。

ウォーミングアップは往復およそ700メートルの水泳。折り返しから、互いのプライドをかけた競争です。

この訓練は水難事故が増える夏に合わせ、連携の確認や技術向上を目的に、毎年実施しています。

実は、海上保安庁と消防では水中で意思を伝える方法が違います。まずは陸上ですり合わせます。

連携を確認したところで海の中の行方不明者を探すメインの訓練に。ロープを掴んで一列となり海に潜って捜索。行方不明者を発見し、消防の特殊車両で担架を釣り上げるまでの手順を確認し、課題などを共有しました。

【新潟海上保安部 信開勝吏 警備救難課長】「技術とか体力の面は全然問題ないんですけど、やはりやり方の部分で細かい違いがあるようなので、そういったところを確認できたのが良かったと思います」

新潟海上保安部によりますと、県内では7月、8月に海での事故が増加し中でも遊泳中の事故が多いということで、「海水浴をする際は、監視員がいる浜で泳いでほしい」と呼び掛けています。