日本陸上競技連盟は7日、パリ五輪(2024年7月24日~8月12日)のマラソン代表選考会で10月15日に開催される「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」の出場選手発表会見を行った。男子は東京五輪代表の大迫傑(32、ナイキ)鈴木健吾(28、富士通)など65人、女子は世界陸上2大会連続代表の松田瑞生(28、ダイハツ)ら27人の計92人。MGCで1位及び2位の選手が、パリ五輪のマラソン日本代表に内定する。
会見に出席した、男子レースのスペシャルキャスターでシドニー五輪金メダリストの高橋尚子さん(51)は「若い選手からベテランの選手まで、男子だと一番上が39歳の今井(正人)選手、岡本(直己)選手。一番下が23歳の柏(優吾)選手や横田(俊吾)選手の16歳差で一緒にやるっていう。すごい勢いのある大会だな」と今からレースが楽しみの様子。
選手を代表して登壇した細田あい(27、エディオン)は「パリ五輪のメダルを勝ち取る」と七夕の短冊に願いをこめて書き込み、笹に結びつけた。本番に向けて「自分の夢を叶えるチャンスがMGCにはある。練習をたくさんして、それを自信にしてスタート地点に立てるように、自分の力を出せるように今から準備を進めていきたい」と意気込んだ。
女子では10000mとハーフマラソンの日本記録を持つ新谷仁美(35、積水化学)がMGC出場の権利を得ていたが辞退。また直前で行われるアジア大会代表の池田耀平(25、Kao)、定方俊樹(31、三菱重工)、大西ひかり(23、JP日本郵政グループ)も出場を辞退した。
大会は10月15日、男子は8時、女子は8時10分に号砲。