先週からの大雨の影響で、県指定史跡・大分市の府内城址の土塀が幅6メートルにわたり崩落していることがわかりました。
(田辺記者)「大分市役所の隣にある大分城址です。土の塀が広範囲にわたって崩落していて危険性があるため、立ち入り禁止となっています」
大分市中心部にある府内城址では7月2日に土塀の内側で白壁がはがれ落ちているのが確認されました。これを受けて、文化財を管理する市教委がビニールシートをかけて保護していましたが、7月5日になって幅6メートル、高さ2メートルにわたって塀が崩落していたということです。
崩落した塀は2016年の熊本地震で内側に傾いていて、今年4月に状態が悪化したため、追加の補強工事に入る予定でした。府内城址は県史跡に指定されているため、市教委は近く、文化財が破損したことを報告する「き損届」を県に提出する方針です。